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高校受験、志望校合格に必要な勉強時間は?偏差値別目安・短時間集中テク・効率的な勉強法を徹底解説!

2025年5月10日

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高校受験を控え、「周りはどれくらい勉強しているんだろう?」と不安や焦りを感じたことはありませんか?

この記事では、合格に必要な勉強時間を偏差値別に紹介時期ごとの計画法から短時間集中テクニック、効率アップのコツまで、わかりやすく解説します。

きっと「これならできそう!」と思えるヒントが見つかるはず。ぜひ最後まで読んでくださいね!

偏差値別・志望校別「勉強時間の目安」を知ろう

勉強時間の目安は、目指す志望校のレベルによって変わってきます。

ここでは、受験生(中学3年生)を対象に、偏差値ごとの勉強時間の目安、求められる力、勉強の取り組み方を紹介します。

自分に合った勉強時間の目標ラインを決めるヒントにしてくださいね。

偏差値50~59(中堅~上位校)を目指す人

平日:2~4時間
休日:4~6時間

※勉強時間は、学校の授業時間を除き、家庭学習・塾などでの勉強を合わせたおおよその目安です。

🧠 求められる力

  • 基礎問題を確実に解ける力
  • 教科書レベルの内容を理解し活用する力

📖 勉強の取り組み方

  • 教科書・基本問題集を繰り返し解き、基礎力を確実に固める
  • 学校・塾の課題を「やりっぱなし」にせず、復習・理解を深める
  • 苦手を後回しにせず、短時間でも毎日取り組む習慣をつける

東京都の高校例

  • 都立:小岩高校(51)、鷺宮高校(52)、板橋高校(51)、井草高校(53)、豊多摩高校(56)
  • 私立:日大豊山高校(55)、東京成徳大学高校(54)、淑徳巣鴨高校(56)

※()内の偏差値は「みんなの高校情報(2025年5月時点)」を参照

偏差値60~69(上位~難関校)を目指す人

平日:4~5時間
休日:6~8時間

※勉強時間は、学校の授業時間を除き、家庭学習・塾などでの勉強を合わせたおおよその目安です。

🧠 求められる力

  • 基礎・応用問題を安定して解ける力
  • 発展問題に挑戦し対応できる力

📖 勉強の取り組み方

  • 基礎を固めた上で応用・発展問題演習を積極的に行う
  • 模試等の結果を分析し、苦手分野の克服に努める
  • 受験科目ごとに優先順位を決め、時間を計画的に配分する
  • 全科目をバランスよく伸ばし、偏りすぎないように意識する

東京都の高校例

  • 都立:立川高校(66)、国分寺高校(66)、駒場高校(65)、竹早高校(66)、富士高校(65)
  • 私立:國學院久我山高校(68)、明大中野高校(67)、中央大学附属高校(68)

※()内の偏差値は「みんなの高校情報(2025年5月時点)」を参照

偏差値70以上(超難関校)を目指す人

平日:5時間以上
休日:8時間以上

※勉強時間は、学校の授業時間を除き、家庭学習・塾などでの勉強を合わせたおおよその目安です。

🧠 求められる力

  • 応用・発展問題を高い正答率で処理する力
  • 未知の問題を戦略的に解く力
  • 限られた時間内で大量の問題を処理するスピード力

📖 勉強の取り組み方

  • 全国レベル難問、トップ校向けなどハイレベル演習に挑戦する
  • 模試や過去問の結果を分析し、既出問題は確実に得点源にする
  • 問題演習は時間を測って取り組み、処理スピードを高める
  • 未知の問題に慣れるため、複数の解法アプローチを練習する

東京都の高校例

  • 都立:日比谷高校(73)、西高校(72)、国立高校(73)、戸山高校(71)、青山高校(71)
  • 私立:開成高校(77)、慶應義塾女子高校(76)、早稲田大学高等学院(75)

※()内の偏差値は「みんなの高校情報(2025年5月時点)」を参照

「いつから何する?」高校受験の時期別やることリスト

高校受験のような長期戦は、ゴールから逆算して「時期ごと」に戦略を立てることが大切です。

漫然と1年を過ごすのではなく、「今は何を優先するべきか」を見極めることが効率よく力を伸ばす近道

ここでは、春、夏・秋・冬、それぞれの時期に合った勉強の進め方を紹介します!

春休みは中1・中2の「理解不足」を徹底的に潰す時期

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春休みは、中学3年生に進級する前の大事なタイミング

この時期に優先すべきは、中1・中2で習った単元の中で、分からないところ、理解があいまいなところを徹底的に洗い出し、潰しておくことです。

基礎が固まっていないと、中3で新しく学ぶ内容も十分に理解できず、受験勉強にも大きな影響が出るので、しっかり見直しておきましょう。

具体的にやること

  • 過去の定期テストの解き直し、弱点の見直し
  • 苦手単元の再学習(例:関数・図形・英語文法など)
  • 英・数・国など主要科目の基礎問題演習
  • 塾や学校の先生に質問し、疑問点をそのままにしない

夏休みは「量」を増やして一気に力を伸ばす時期

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夏休みは受験生にとって、一年の中で最も勉強時間を確保できる特別な期間です。

この時期に普段の2倍、3倍の勉強量をこなせば、実力を一気に引き上げ、ライバルに大きな差をつけることができます。

ただし、夜型の生活や昼夜逆転など、生活リズムを崩すのはNG。集中力や免疫力が落ちて、せっかくの努力が台無しになることもあるので注意。

具体的にやること

  • 毎日6~8時間の勉強量を確保する
  • できるだけ多くの演習問題に取り組み、実践力を高める
  • 模試を受けて現時点の実力や弱点を正確に把握する
  • 現状を踏まえて、自分に必要な学習に重点的に取り組む

秋~冬休みは「実戦力」を磨き、本番に備える時期

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秋から冬休みは、受験勉強の総仕上げに入る大事な時期です。

この時期から志望校や出題傾向の似ている学校の過去問演習をスタートして、実戦力を磨きましょう。

また、ケアレスミスや時間配分ミスといった細かな弱点を潰して、確実に得点を積み上げる力を仕上げていきましょう。

具体的にやること

  • 志望校や類似校の過去問を解き、問題形式に慣れる
  • 時間を測って解き、時間配分の感覚を身につける
  • 間違えた問題を分析し、ミスの原因を特定する
  • ミスを減らすための練習を繰り返す
  • 模試や過去問の結果を見直し、得点を伸ばせる科目・分野に集中する

ライバルと差をつける!短時間で力を伸ばすテクニック

受験勉強は、ただ長く机に向かえばいいというものではありません。

時間は限られているからこそ、短い時間の中で最大の成果を引き出す工夫が必要です。

ここでは、集中力を高める方法や、無駄なく力を積み上げるための工夫を具体例とともに紹介します!

テク①「スモール・ステップ」で着実に力を積み上げる

限られた時間で力を伸ばすには、「小さな目標」を積み上げることがカギです。

マラソンで一気にゴールを目指そうとすると途中で疲れてしまいますよね。

でも、「まずは次の電柱まで頑張ろう」「次は3本先の電柱まで」という意識で進めば、最後まで頑張り続けられるものです。

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勉強も同じで、「次の模試までにこの単元を克服」「1週間で英単語100語」など、短期間で達成できる小さな目標を設定し、そこに向けて必要なことを頑張れば、気持ちが折れにくく、集中力も続きやすくなります。

スモール・ステップの目標例

  • 次の模試で苦手な関数・図形問題の正答率を8割にする
  • 塾や学校の英単語テストで毎回全問正解する
  • 今週中に問題集の単元を1つ終わらせる
  • 来週中に志望校の過去問を1年分解き終える

大切なのは、「できた!」という達成感を繰り返し積み重ねること。

大きなゴール(志望校合格)は遠く感じがちですが、日々の小さな成功が最終的に大きな成果につながります。

テク②「時間の使い方」を意識して勉強効率をアップ

「今日はこの問題集を4ページやろう!」そう決めて勉強を始めるとき、やる量だけでなく、かける時間も意識していますか

時間を決めずに勉強を始めると、集中が続かず、つい「ダラダラ勉強」に陥りがちです。

短時間で力を伸ばすためには、自分に合った時間の区切りを見つけて、メリハリをつけることが重要です。

⏱️ 必ず「時間設定」をしてから取り組む

勉強する前には必ず「この1ページを20分で終わらせる」「この問題を15分で解く」といった時間設定をしてから取りかかりましょう。

時間を意識することで集中力が高まり、短時間でも密度の濃い学習ができます。

また、時間制限を設けると「終わらせる意識」が生まれ、ダラダラ勉強を防ぐ効果もあります。

🧠「ポモドーロ・テクニック」で集中力を保つ

人は長時間集中し続けることができません。

90分、60分、25分など、自分がもっとも集中できる時間を試して見つけ、その時間を基準に勉強のリズムを作りましょう。

ポモドーロ・テクニック

勉強の成果を最大限に引き出す時間管理法として有名なのが、「ポモドーロ・テクニック」

これは「25分集中+5分休憩」のサイクルを何度も繰り返すという時間管理テクニック。

5分の休憩を入れることで頭をリセットでき、長時間の勉強でも集中力が持続しやすくなります。

慣れてきたら、自分に合う時間設定(例:45分集中+10分休憩)にカスタマイズするのもおすすめです。

🌱「休憩」の質を高めてさらに集中力アップ

休憩時間の過ごし方は、集中の質を大きく左右します。

SNSや動画などを見ると脳が休まらず、かえって疲労感が増してしまいます。

勉強の合間には、軽いストレッチや目を閉じる、深呼吸をするなど、頭をリフレッシュする休憩を意識的に取り入れましょう

休憩の質を上げることが、次の集中時間の質を高めるポイントです。

自宅学習をするときは「これから50分集中するから部屋に入らないでね」「今日は何時までにこれを終わらせる」など、家族に先に宣言するのがおすすめ。自分への意識も高まって、より集中しやすくなります!

まとめ:工夫と積み重ねで高校受験を乗り越えよう

今回紹介した勉強時間はあくまで目安であって、人によって最適な時間は変わります

また、時間は長ければいいというものではありません。大切なのは、自分に合ったやり方を見つけ、限られた時間の中でどれだけ成果を出せるかです。

高校受験は大変な挑戦ですが、工夫と積み重ね次第で必ず前に進めます。迷ったときは、ぜひこの記事を読み返して、自分の勉強法を見直してみてくださいね!

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